番組「福島スタートライン」
ディスカバリーチャンネルからのご挨拶
人々の暮らしに密接に関わる放射線。
科学技術の進歩、宇宙開発の発展、そして何よりあの震災から復興の最中である、現代の日本だからこそ放射線について改めて知識を身につけ、そして次世代に伝えていく必要があるはずと我々は考えます。これまで科学・宇宙について数多くの番組を作り、さらに福島についても取材をしてきたディスカバリーチャンネルはこの夏、学生を対象にした放射線について考えるワークショップを開催しました。
舞台は福島。
放射線を理解し、どう向き合っていくか。またそれを次世代にどう伝えるか。そして、着実に復興が進む福島の過去と現在を知る。日本全国で放射線について学ぶ大学生・大学院生を対象にした3日間のワークショップです。

過去に制作した番組



アイデアソンのテーマ
放射線についての知識を、
小中学生が学ぶための
教材を開発する

震災から8年経ち、震災からの復興を遂げる福島。一方で、今後震災が起きた後に生まれた子どもたちが徐々に成長しており、彼ら彼女らに対して放射線についての知識を伝える必要に迫られています。今回のアイデアソンでは、小中学生に向けて放射線の知識を伝えるための教材を開発するアイデアソンを実施しました。
全国から集まった22名の大学生が6つのチームに分かれ、福島の現状について学び、最終的に絵本やカードゲーム、はたまたドッヂボールなど今までにない新しい教材のアイデアが誕生しました。
教材アウトプットイメージ


アイデアソンの3つの特徴

学生と出会える!

専門家から直接聞ける!

生み出す、思考プロセスが学べる!
各チームが考えた教材アイデア
実地体験 出発地と福島県内の個人線量計での計測
実地体験では、参加者全員に福島滞在中(9/2~9/4)に個人線量計(外部から受ける放射線量を測る測定器)を配布し、個人線量を測りました。
また、東京と長崎から参加した学生には個人線量計が事前に配布され、学生が住んでいる場所と福島県滞在時の個人線量を測定。学生が住んでいる場所と福島県内の放射線量に変わりがないこと、飛行機に乗っている最中は放射線値が増加することを数値でも確認しました。
東京と長崎から参加した大学生の、ワークショップと合わせて6日間の個人線量計データは以下でご覧になれます。
- 測定器番号で参加者22名の個人線量計を管理しました。
- 福島滞在中の参加者全員の個人線量データは同結果が確認されましたので、代表して2名のデータを公表します。
- 東京から参加の学生には出発前2日間はGPSをつけてもらい、移動したエリアでの個人線量もわかるようにしました。
- 福島県内の主要都市の放射線量は、海外の主要都市と比べても同じくらいです。(http://www.fukko-pr.reconstruction.go.jp/2018/fukushimanoima/infographic/)
開催概要
※着替え等の各自で必要なものはご用意ください
タイムライン
- 講義
- 放射線に関する知識を得る
- 福島県の現状について知る
- 見学
- 展示施設の見学
- 講義
- 福島の放射線教育について学ぶ
- ワーク
- ターゲットを定め、ビジョンを描く
- 教材のアイデアを練る
- ワーク
- アイデアをブラッシュアップする
- プレゼンテーションを作成する
- ワーク
- プレゼンテーション&フィードバック
- 懇親会
- 他の参加者との交流を深める
参加講師

診療放射線学科 教授
放射線防護に関する専門家で、各自治体や様々な学校で教職員、保護者、生徒を対象としての講演を精力的に行っている。そして、放射線診断・治療の利益と被ばくのリスクを正確に伝え、患者と医療従事者とのコミュニケーションの大切さを説いている。また、メンタルケアの資格を有し、放射能心理の観点から科学理論だけではなく人の心に寄り添った活動を実践している。
<専門分野>
放射線防護、放射線計測、放射能心理
放射線教材コンテスト委員

臨床検査医学講座 講師

義務教育課 主任指導主事
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